観察方法

日食を安全に、目を傷めずに観察しましょう!
方法はいろいろあります。

日食めがねを使う

日食めがねは、日食(太陽)を見るための専用の道具です。

安全で、簡単で、そして、いい思い出の品にもなります。

※観察結果を報告してくださる方は、必ず『日食めがね(日食グラス)』を使って観察してください!

【観察をはじめるときは】

必ず1→2の順番で見るようにしてください。

1.日食めがねをつける

目にあてる

まず下を向いたまま、

日食めがねを目にあててください。

2.太陽をみる

太陽をみる

目にあてた状態で、太陽を見てください。

【観察をやめるときは】

必ず3→4の順番で日食めがねをはずしてください。

3.日食めがねをつけたまま下を向く

下を向く

日食めがねを目にあてたまま、

下を向いてください。

4.日食めがねをはずす

太陽をみる

下を向いた状態で、日食めがねを

はずしてください。

※ほんの一瞬でも、太陽を直接みることは危険です。

 ぜひ、手順を守って安全に見るようにしてくださいね。

 日食めがねのさらに詳しい使い方は、それぞれの製品の注意書きをよく読んでください。

日食めがねは、大型書店や望遠鏡専門店、ネットショップなどで販売しています。

ピンホール式の観察道具を作ってみよう!

日食を安全に観察する道具は、ほぼタダで誰でも簡単に作ることができます!

工作がお好きな方は、作ってみてはいかがでしょうか?

「ピンホール」式の観察道具です!


【用意するもの】

・細長い空き箱

 ※長い方の長さが1メートルほどあるものがいいです。

・白い紙 (コピー用紙とか、折り紙とかなんでもよい)

・がびょう (おしピン、もしくは、きり、なければつまようじでもOK)

・カッター (もしくは、はさみ)

・のり

・ガムテープ


【作り方】

1.細長い空き箱を用意する

工作1

だいたい1メートルくらいあれば大丈夫。

開いているところをガムテープでふさぐ。

2.空き箱に小さい穴をあける

工作2

空き箱の一面の中央に、がびょうなどで

1~2mmの小さい穴をあける。

3.見るための窓をつくる

工作2

小さい穴をあけた反対の側面をカッターで

切りぬき、内側に白い紙を貼る。

4.完成!

工作2

小さい穴があいたほうを太陽に向ける。

丸い太陽の光が白い紙にうつれば完成!

※穴が大きいほど明るくなりますが、穴の大きさの分だけボケます。

身近なものを利用してみよう!

実は、小さい穴があいているものなら、なんでもピンホール式の観察道具として利用できます。

たとえば・・・


・穴あきのおたま

・麦わら帽子

・使用済みテレフォンカード(※穴があいていればよい)

・木もれ日

・自分の指を丸めたすき間


などなど。

これらは、白い板に影をうつして、すこし白い板を離して観察してください。

ぜひ、身近なもので色々試してみよう!

大人数でいっしょに観察したい場合は、『鏡ピンホール』がオススメ!

たとえば、学校などでみんないっしょに観察したい!という場合に、小さな鏡を使った『鏡ピンホール』をおすすめします。

校庭の一方の端に手鏡(あるいは鏡の一部を覆ったもの)を置き、太陽光を反射させて、校庭の反対側にある校舎の壁やスクリーンに映します。映った太陽像は、その時の欠け具合になります。

くわしいやり方は、『学校の先生方へ』のページにて紹介していますので、そちらをご覧ください。

※鏡の反射光を直接見たり、人に当てたりしないように、くれぐれもご注意ください。