プロジェクト概要

5月21日の日食を、かつてないほど大規模に、全国各地で共同観測するプロジェクトです。
それぞれテーマをもった3つのチームが活動しています。
チームの詳細は、それぞれのページをご覧ください。

チームR : 日食めがねによる限界線観測

チームB : ベイリービーズ観測による太陽直径の決定と限界線の詳細位置決定

チームM : 多地点日食画像撮影と教育映像作成

※その他、地域ごとに観測を行う地域グループの取り組みもあります。

 地域グループ : 各地で金環日食限界線の観測と限界線の決定(L計画)

金環日食限界線とは?

金環日食が見られる範囲を、『金環日食帯』(下記図の灰色部分)といいます。

この帯の中だと金環日食、帯の外だと部分日食となります。

金環日食と部分日食の境界線が金環日食限界線です。

とくに北側を北限界線、南側を南限界線、ともいいます。

金環日食の北限界線は九州、四国、近畿、中部、関東、東北の各地を通り、日本全国を縦断します。

金環日食限界線とは

金環日食限界線研究会について

金環日食限界線研究会は、2012年の金環日食の限界線を研究するために結成された有志の会です。

目的は金環日食の限界線を求めること、およびその観測から得られる成果を集約することで、金環日食の限界線を決める共同観測計画を立てています。

この研究会には、天文学の研究者、天文施設関係者、学校教育者、アマチュア天文家が参加しています。2012年3月時点で約30名。チームB,チームR,チームMおよび各地域グループで構成されています。研究会は、最終的に各取り組みを取りまとめます。

このプロジェクトの意義

本プロジェクトの取り組みは、多くの国民が気軽に参加できる取り組み、学術的に価値の高い観測、後に残る教育画像作成など非常に幅広い取り組みになっています。

金環日食限界線についてこれほど大規模な共同観測が行われることは、おそらく史上初めてのことです。そして、さらに今後の金環日食観測に、新しい視点をもたらす可能性を秘めています。


みなさん、今回のプロジェクトにぜひご協力ください!